初めて赤ちゃんの歯ブラシを使うにあたり、色々と悩み事や心配ごとがあったりする方も多いのではないでしょうか。
生えたての小さな歯を虫歯にしないことは、美味しく食事がとれて元気で丈夫な体を作ることにつながります。
歯ブラシの選び方や使い始める時期、磨き方などをまとめましたので参考にしてください。
この記事のポイント
- オススメの赤ちゃん用歯ブラシ
- 歯磨きのコツ・歯磨きをするときの姿勢
- 歯磨きをするときの注意点
赤ちゃんが初めて使う歯ブラシの選び方
赤ちゃん用と仕上げ磨き用の2本を用意しましょう。
赤ちゃんは、歯ブラシをギシギシ噛んでしまうことが多く、毛先がすぐにボロボロになります。歯ブラシは赤ちゃんが自分で使うものと、仕上げ磨きをする大人の仕上げ用を2本別々に用意するとよいでしょう。両方ともヘッドができるだけ小さい歯ブラシを選びましょう。
赤ちゃん用は赤ちゃんが持ちやすい形の柄のものや、飲み込み防止の付いている歯ブラシをえらびましょう。
仕上げ磨きをする大人用は毛が密集してやわらかいものが最適です。
歯肉に毛先が当たっても痛くありませんので、赤ちゃんの嫌がることなく磨かせてくれます。
〈赤ちゃん用〉
〈仕上げ用〉
歯ブラシを使い始めるのは下の前歯が生えてから
歯の生える順番は個人差がありますが、大体生後6か月ごろに下の前歯が最初に生えてきます。
歯ブラシを使った本格的な歯磨きは下の前歯が生えたら始めましょう。
歯が生える前については【赤ちゃんの歯磨きはガーゼから/磨き方と注意すべき事】をご覧ください。
おすすめの歯ブラシ
大人でもご自身にあった歯ブラシを見つけるのはなかなか難しいですよね。
赤ちゃんによっても、大きさや形などの好みが分かれると思います。
衛生的にもこまめに変えて、赤ちゃんのお気に入りを見つけてみてください。
Ci ベビー用歯ブラシ
喉付き防止の形でちょうどいい厚みと、丸みと、リングの大きさが赤ちゃんの手にフィットしやすい設計の歯ブラシです。
販売元:Ciメディカル
商品名:Ci ベビー 歯ブラシ 動物柄 リング
参考価格:224円
Combi テテオ teteo STEP1
ヘッド部分がブラシ形状のラバーでできているので、歯固めと同じ感覚でもたせることができます。また、喉付き防止プレートが付いているため安心です。
販売元:Combi
商品名:teteo はじめて歯みがき 乳歯ブラシ STEP1
参考価格:418円
HAMICO PLAY LAND ベビー用 歯ブラシ
赤ちゃんの小さな手でも握りやすく、持っているときにも回転しにくい形となっています。さらに、クリアでキラキラとしたハンドルとカラフルでかわいいデザインが赤ちゃんの興味を引きます。キャラクターや柄の種類が豊富なので、赤ちゃんの好きな柄でモチベーションアップも期待できます。
販売元:株式会社 ホクビ
販売:HAMICO PLAY LAND ベビー用 歯ブラシ
参考価格:726円
Tepe コンパクトタフト
大人も使うことがあるタフトブラシ。中でもTepeのコンパクトタフトはドーム状の形のため歯肉を傷つけることなく、小さな乳歯をピンポイントで磨くことができます。
販売元:Tepe
商品名:Tepe コンパクトタフト
価格:338円
歯磨きのコツ・歯磨きをする姿勢
赤ちゃんの歯はとても小さいので、歯ブラシの先端だけを使い、細かく丸を描くように動かします。
上唇の内側の歯肉の付け根あたり(上唇小帯)は赤ちゃんがいやがるスポットなので、注意してやさしく磨いてあげましょう。
0〜1歳の場合
小さな頃は赤ちゃんをヒザに寝かせ、片手は仕上げ磨きをする大人の腋の下にはさんでミルクをあげる姿勢で磨くとよいでしょう。
1〜3歳の場合
1歳頃からは正座をした仕上げ磨きをする大人のヒザに、子どもの頭を乗せて仰向けにしましょう。
仕上げ磨きをする大人も大きくお口をあけると子どもも真似をしてあけてくれます。また、笑顔で磨いてあげましょう。
注意すべき4つのこと
力を入れず、頬を強く引っ張らないでください。嫌がる時は無理にしないようにしましょう
また気持ちを切り替えて、歯みがきは楽しいよと教えてあげましょう。
ひだに強く触らない
上の前歯の歯茎の上には小帯というひだがありますので、強く触らないでください。
口に歯ブラシを入れたままにしない
子供が口に歯ブラシを入れたまま動くのは、喉をついてしまうため危険です。
歯ブラシを持たせている間は、目を離さないようにしましょう。
清潔な歯ブラシを使う
歯ブラシは1か月に1本は変えましょう。
長い期間使用していると、お口の中の細菌が繁殖します。歯ブラシは1か月に1回変えましょう。
フッ素入り歯磨きジェルの濃度
フッ素入り歯磨き剤には濃度があります。うがいができない子供にはフッ素濃度が500ppm以下の物を選んでください。
ただ、最近では大人と同じ濃度1400ppmも赤ちゃんに使用できるといわれています。好みの味等あれば楽しんでみてください。
まとめ
赤ちゃん用の歯ブラシの選び方についてお伝えいたしました。
大切な赤ちゃんの歯が生えてくると嬉しいですよね。でも、歯がはえてから慌ててしまう保護者さんが多くいらっしゃいます。
「1歳半検診が初めての歯の検診」と言う声もよく耳にしますが、歯科医院では歯が生える前からの歯磨きガーゼの使用方法や歯磨きの仕方などをお伝えいたしますので、早い時期からご相談ください。
安心して歯磨きができるようになるための参考になれば幸いです。